東京都渋谷区の店舗を中心に、美しい花々を取り扱うフラワーショップ「ローランズ」の代表を務める福寿満希(ふくじゅみずき)さん。ローランズは、障がいと向き合っている方を積極的に採用しており、みんなで支え合いながら運営しています。

彼女が社会課題と向き合うきっかけの一つとなっているのは、学生時代に経験した特別支援学校での教育実習。学校に通う子どもたちの卒業後の就職率は(当時)15%程度だったといいます。また、卒業して就職できたとしても単調な仕事が多くなっているという現実がありました。そうした課題に対して、なんとかできないのか、と考えたことが今の活動の原体験になっています。

大学卒業後、就職したのはスポーツマネジメント会社。選手のサポートや、選手が関わる社会貢献活動を作るといった活動を行っていました。「社会に貢献する仕事をこれからもやっていきたい」と感じたきっかけになったと、福寿さんは語ります。同時に、学生時代から個人で学んでいたフラワーアレンジメントが、多様な生き方を支える手段のひとつになるのではないかと考えた彼女は、障がいと向き合う人たちと一緒に作るお花屋さんを立ち上げたのです。

これまでは1、2ヶ月しか仕事を続けられなかったスタッフが、ローランズに来てからは2年、3年と働くことができていたり、「こんなふうにお花屋さんで働くことができると思っていなかったので嬉しかった」と語るスタッフがいたりと、日々喜びを感じながら働いている福寿さん。

多様な生き方を支える社会作りを実現するには、まだ課題も存在していますが、ローランズのように、さまざまな生き方、働き方が許容される場が増えていくことが、みんなが自分らしい生き方を実現できる社会の近道なのかもしれませんね。

誰かを支えて、時には支えられて生きていく、「お互いさま、おかげさま」という言葉を大切にしてこれからも活動していきたい、と語る彼女のLife 2.0とは?

LORANS.(ローランズ)
http://www.floran-jp.com/