世界各国の段ボールを集めて、財布やカードケースなど身近なアイテムを作る、段ボールアーティストとして活動する島津冬樹さん。世界各国の段ボールを集めて作品づくりを進めています。

実はもともとは段ボールに興味があったわけではありませんでした。大学2年生の時に、財布がボロボロになってしまい、とりあえず段ボールで作ってみようと思い立ったことがきっかけで、徐々に段ボール自体への興味が強くなっていったのです。当時、美大に通っていた島津さんは、大学卒業後はアーティストとしてやっていきたいという思いを抱いていましたが、先生の「一度会社に勤めて、社会の仕組みを学んでからでも、遅くはないのではないか」という言葉から、広告代理店に入社します。

その後、働きながらも「段ボールを主軸にした活動をしたい」という思いは変わらず、約3年半で会社を辞め、デザイナーとして仕事をしながら段ボールアーティストとして活動するようになっていきました。

段ボールの魅力は「物語があるところ」だといいます。多数の国を巡る中で印象に残っているのは、ブルガリアで拾った、シリアの人道支援のために使われる救援物資を運ぶための段ボール。ブルガリアの街中になぜ、その段ボールが落ちていたのか考えれば考えるほど想像はふくらんでいきます。

段ボールだけでなく、不要なもの、ゴミとして見られてしまいがちなものに、アイデアを加えることで、大切なものに変わるということをより多くの人に伝えたいと語る彼のLife 2.0とは?

彼の活動を3年間にわたり記録し、劇場公開された映画『旅するダンボール』は、Amazon、iTunesほかでインターネット動画配信中。
http://www.carton-movie.com/
配給:ピクチャーズデプト

HP
http://carton-f.com