2006年に設立された「街がまるごとキャンパス」がコンセプトの市民大学「シブヤ大学」。特定の校舎を持たず、誰もが得意分野を生かして先生になることができます。

学長を務める左京泰明(さきょうやすあき)さんは、公的機関の広い役割に魅力を感じながらも、まずはビジネスを勉強しようという思いから大学卒業後は民間企業に就職します。働き始めて数年、改めて自身のキャリアについて考えるようになった彼は、同じような悩みを抱えた友人たちと小さな勉強会を始めます。週に1度、カフェで集まって開いていたその勉強会は、1年でメンバーが100人ほど増えました。そこで普段職場では話題にしにくいキャリアに関する悩みや、ビジョンを共有する場作りが必要と感じた彼は、会社を辞めてシブヤ大学の実現のためにNPO法人シブヤ大学を立ち上げます。

活動を続ける中で、キャリアに悩む人と相対することが多いと話す左京さん。「自分のやりたいことが分からない」という声に対しては「自分に合っている仕事が1回(の挑戦や転職)で決まることの方がまれ」、「とにかくやってみて、それが自分に合っていれば続ければいいし、違うと思えば別の道に進めばいい」と語りかけます。彼の言葉には、自分らしい働き方について考えるヒントが隠れているかもしれません。

シブヤ大学
http://www.shibuya-univ.net/