秋といえば、食欲の秋、スポーツの秋、芸術の秋……そして活字離れが進んでいるといわれていますが、”読書の秋”も忘れてはいけません。
勉強や読書が捗る秋に、これからの生き方のかたち「Life 2.0」を考えるのにオススメの自伝3冊をご紹介します。

『きよしこ』重松清 著(新潮文庫刊)
直木賞受賞作家である重松清による短編小説集。作者自身の幼少期がモデルの少年きよしが主人公を務めており、重松清の自伝的作品ともいわれています。大切なことを言えなかったすべての人に捧げたい、心温まる珠玉の少年小説です。

『人間失格』太宰治 著(新潮文庫刊)
「恥の多い生涯を送って来ました」という告白から始まる、太宰治の自伝的な小説といわれる最後の小説。モルヒネ中毒者の手記に克明に描かれた、陰惨な半生。人間という存在の本質を問う不朽の名作であり太宰の代表作だと、今なお高く評価されています。

『海賊とよばれた男』百田尚樹 著(講談社文庫)
本屋大賞を受賞し、映画化もされた歴史経済小説。出光興産創業者の出光佐三をモデルとした主人公・国岡鐡造の一生と、出光興産をモデルにした国岡商店が大企業にまで成長する過程が描かれています。敗戦後の日本を立て直そうと復興に向かって闘う男たちの熱き物語です。

読書の秋は、中国・唐代の詩人、韓愈の詩「燈火稍く親しむ可く」に由来しているといわれています。この詩は、「秋は過ごしやすいので夜は明かりを灯して読書をするといい」という意味。あなたも秋の夜長にこれからの人生を考える一冊を探してみては?